最近、 発達障害 という言葉を、最近はよく目にするようになりました。
様々なメディアでも取り上げられ、本屋さんに行っても発達障害関連の書籍をよく目にするようになりました。
しかし、 発達障害 について、なんとなく知っているけど、イマイチ理解できておらず、スラスラと説明できる人は少ないのではないでしょうか？
このページでは 発達障害 について簡単に説明していきます。詳細は他のページで進めていきますので、まずはこのページでざっくりと理解していただければと思います。
辞書で見る発達障害
まず、 発達障害 という言葉について広辞苑で調べてみます。
発達障害【ハッタツショウガイ】
developmental disorders
広辞苑より引用
通常，幼児期や児童期，または青年期に初めて診断され，その障害（impairment）の起因が精神的，または身体的であるか，あるいは心身両面にわたり，その状態がいつまで続くか予測することができず，自己管理，言語機能，学習，移動，自律した生活能力，経済的自立等のいくつかの領域で機能上の制限のあるものを発達障害という。
正直、かなりわかりにくいですね。
わかりにくくになるのにも理由があって、そもそも発達障害という言葉は、様々な障害をひとまとめにした、とても広義の意味を持つ単語だからです。
私たちが身近な「風邪」という言葉で例えてみると、一言で「風邪」と言っても、様々なウイルスなどによる感染があり、症状も多岐に渡ります。あくまでも、鼻や喉、気管支などの粘膜に起こる炎症性の病気の総称であり、病名ではありません。
同じように、発達障害も一つの障害を指す言葉ではなく、様々な障害の総称です。発達障害を知る上では、その点を必ず理解しておく必要があります。
発達障害とは？
発達障害は、脳の発達が普通の子供たちとは異なる状態です。
これにより、子供たちの感じ方や学び方、社会的なやり方が通常とは違います。
例えば、注意欠陥多動性障害（ADHD）の場合、子供たちは集中力が低く、注意を向けることが難しい場合があります。また、じっと座っていることが難しく、他の子供たちと比べて活発に動き回ることが多い傾向です。
自閉症スペクトラム障害（ASD）の場合は、他の人とのコミュニケーションや社会的な相互作用に困難を抱えることがあります。感情や表情を理解するのが難しい場合があり、同じような関心や興味を持つ他の人とのつながりを築くことが難しいかもしれません。
そのような発達障害を持つ子供たちは、学校や家庭でサポートや理解が必要です。
彼・彼女らは通常のやり方で学ぶことが難しい場合があるため、特別な教育や支援が必要とすることも多く、理解のある大人や専門家の助けを借りながら、彼・彼女ら自身が自分の強みを見つけ、自信を持つことも重要です。
大切なことは、発達障害の子供たちは他の子供たちとは異なる特徴を持っているだけであり、それは悪いことではないということです。
私たちは皆、異なる方法で学び、成長します。同じように発達障害の子供たちも、自分自身を受け入れ、他の人からも受け入れられるように、前に進んでいくことがとても大切です。
- 引用元：
- 政府広報オンライン 発達障害ってなんだろう？ https://www.gov-online.go.jp/featured/201104/index.html#:~:text=発達障害は、広汎性,理解されにくい障害です%E3%80%82